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<<   作成日時 : 2006/09/11 09:58   >>

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    9月11日

アメリカ同時多発テロ事件 (September 11, 2001 Terrorist Attacks)
2001年9月11日にアメリカ合衆国で起きたテロ攻撃事件。
9月11日におきた事から911(きゅうてんいちいち)と呼ばれることがある。


  【概要】

イスラーム過激派によってハイジャックされた4機の大型ジェット旅客機が、アメリカ国内の複数の地上施設めがけ意図的に激突し、約3000人の犠牲者を出すなど甚大な被害を及ぼしたテロ事件。
テロ事件としては史上最大の被害となった。

2004年11月はじめ、オサーマ・ビンラーディンがビデオを通じて「モハメド・アタを通じて犯行を指揮した」と証言している。

イギリスやアメリカなどの英語メディアでは、この事件を「9・11」(ナイン・イレブン)、「9月11日の事件」 (Events of September 11)、 「September Eleven Terror Attacks」などと呼ぶことが多い。
中国語圏などにおいても、一般に「九一一事件」と呼ぶ。

この後、アメリカは対テロ戦争として、アメリカのアフガニスタン侵攻、イラク戦争を行うこととなる。


アメリカ当局の発表によると、事件の概要は以下の通りである。

9月11日、マサチューセッツ州ボストン、バージニア州アーリントン、ニュージャージー州ニューアークを発った4機の旅客機が、モハメド・アタを中心とするアラブ系のグループによってほぼ同時にハイジャックされた。
彼らはコックピットを乗っ取り、2機がニューヨークマンハッタン、2機がワシントンD.C.へ向かった。

なお、乗っ取られた4機のうち2機がアメリカのボーイング社製のボーイング767型機で、残りの2機がボーイング757型機であるが、この2種類の機材は、運行する航空会社のパイロットの互換性を持たせるためにコクピットの操縦システムが基本的に同じものが使われており、ともに2人のみで操縦できるため、あえてこれらの機材が運行されている便が選択されハイジャックされたと見られている。
また、ハイジャック犯はこれらの機材の操縦方法を、事前にフライトシミュレータで訓練していたことが明らかになっている。

ハイジャックされた旅客機の乗客・乗員は全員死亡が確認された。


 アメリカン航空11便

アメリカン航空のボストン発ロサンゼルス行きアメリカン航空11便(ボーイング767-200・V334AA)は、乗客81名・乗員11名を乗せて、午前7時54分に遅延出発した。
午前8時14分頃にハイジャックされ、コックピットを乗っ取られた模様である。
午前8時23分に進路を急に南向きに変え、午前8時46分にニューヨーク世界貿易センターの超高層ビルであるツインタワー北棟に突入し爆発炎上。
離着陸時の事故と違い、機体の残骸は殆ど原形をとどめなかった。
また衝突の瞬間をフランスのテレビ局から取材に来ていた兄弟のカメラが偶然にも撮影。
ビル近隣にある消防隊の平凡な日常を描くはずであった彼らの番組は直ちに未曾有の事件に対峙する消防隊の活躍を記録するドキュメンタリーとなり、のちに日本でも放送された。

 ユナイテッド航空175便

ボストン・ローガン空港発、ロサンゼルス行きユナイテッド航空175便(ボーイング767-200・N612UA)は、乗客56名・乗員9名を乗せて、午前8時14分に遅延出発した。
管制部とアメリカン航空11便のハイジャックに関する交信を交わした後、午前8時43分頃までにハイジャックされ、コックピットを乗っ取られた模様。
直後にアメリカン航空11便を追うようにニューヨークへ進路を変え、午前9時3分に世界貿易センタービルのツインタワー南棟に突入し爆発炎上。
なお、離着陸時の事故と違い高速で建築物に激突・炎上したため機体の残骸は殆ど原形をとどめなかった。
11便の突入で多くの報道陣と見物人がビルの周りに集まっており、続く175便の突入では数多くの映像と写真が記録された。

 アメリカン航空77便

アメリカン航空のワシントンD.C.(ダレス国際空港)発ロサンゼルス行きアメリカン航空77便(ボーイング757-200:N644AA)は、乗客58名・乗員6名を乗せて、午前8時20分に出発した。
午前8時50分ごろまでにハイジャックされ、コックピットを乗っ取られた模様である。
直後に向きを北向きに変え、すぐに南へ転回し、しばらくして東へ進路を変えた。
最初の針路離脱から3分間は管制塔と機長が交信していたが、通信不能となった。
午前9時38分にアメリカ国防総省本庁舎(ペンタゴン)に激突し爆発炎上。
離着陸時の事故と違い、高速で建築物に激突・炎上したため機体の残骸は殆ど原形をとどめなかった。
激突の瞬間の映像がペンタゴンの駐車場の監視カメラによって記録された。
また、付近を通行中の多くのドライバーや歩行者によって激突の瞬間が目撃された。
映像によるとほぼ水平の状態で地面を滑走しながらペンタゴンに衝突したようだ。
なお、一説によると77便はホワイトハウスに向かおうとしたが太陽の反射で前が見づらく、たまたま近くにあったペンタゴンを狙ったのではないかという説もある。

 ユナイテッド航空93便

ニューヨーク(ニューアーク空港)発サンフランシスコ行きユナイテッド航空93便(ボーイング757-200、N591UA)は、午前8時423分、乗客37名(4人のテロリスト含む)・乗員7名を乗せて、41分もの遅延で出発した。
乗客の電話での通報によると、午前9時27分にハイジャックされ、コックピットを乗っ取られた模様である。
オハイオ州クリーブランド付近で進路を南に変え、さらに南東へ向かった。
ワシントンへ向かうことを管制官に通告、標的はアメリカ合衆国議会議事堂、あるいはホワイトハウスであったとされている。
午前9時57分、機内電話や携帯電話による外部との連絡で、ハイジャックの目的を自爆テロと認識した乗客が反乱。
午前 10時3分、ペンシルバニア州ピッツバーグ郊外シャンクスヴィル(ワシントンD.C.から15分の場所)に、時速580マイル(時速933km)もの猛スピードで墜落した。
公式の調査報告書では、乗客はコクピット内に進入できず、テロリストの操縦により機体を墜落させたと結論づけている。
なお、地震計のデータから墜落の時刻を午前10時6分とする説もあったが、後にこの時刻を算出した地震学者本人により撤回されている。
加えて、携帯電話で地上と交信することは物理的に不可能とする見方もあり、この情報の信憑性も若干、揺らいできている。

離陸からハイジャック、墜落までの乗員乗客の行動を基にした映画『ユナイテッド93』として2006年に公開された。

また、93便には日本人大学生1名が搭乗しており、日本へ帰国する為にサンフランシスコへ向かっていた最中に巻き込まれた。


  【被害】

 世界貿易センタービル

世界貿易センタービル・ツインタワーの北棟は、8時46分にアメリカン航空11便の突入を受け、爆発炎上した。
1機目の激突は数日前から地元消防署の日常を取材していたフランスのテレビ局から派遣の兄弟によって偶然撮影され報道されている(この時点では多くのメディアが航空機事故として報じた。1機目の情報を受けたブッシュ大統領も事故だと考えた)。

続いて、9時3分に南棟がユナイテッド航空175便の突入を受け、爆発炎上した。
2機目の激突は1機目の激突後にテレビ中継を行っていた際に発生し、日本を含む世界各国に1機目の衝突を臨時ニュースとして国際中継していた間におこった出来事であるため、前代未聞かつ衝撃的な映像を多くの人たちがリアルタイムで見る事となった(この時点で、事故ではなく事件であることが認識された)。
また、撮影クルーが多くいた為、旅客機が激突する瞬間が多くのカメラマンにて撮影されている。

ツインタワーは、大型ジェット機のボーイング707が突入しても崩壊しないよう設計されていたはずだった(あくまで衝突のダメージのみを換算されていたものであり、ジェット燃料の延焼による火災のダメージは換算されていなかった)。
だが、実際に高速で突入した同サイズのボーイング767によってビル上部は激しく損傷、漏れ出したジェット燃料は吹き抜けを通して下層階にまで達し、爆発的火災が発生した。
次いで火災の熱による鉄骨の破断でタワーは強度を失い、9時59分に南棟が突入を受けた上部から砕けるように崩壊した。
崩壊による破壊力で北棟もバランスを失い、10時28分に南棟と同様、砕けるように崩壊した。
かつて世界最高を誇ったツインタワーは両棟ともに上階より完全に崩落するという大惨事に至った。

ツインタワーは特に北棟で人的被害が大きく、死者は約1,700人で、航空機に突撃されたフロアの階段は全て破壊され避難経路が遮断された92階以上の在館者全員が死亡したとされている。
南棟も同様に激しく炎上したが、こちらは外側に少し反れて激突したため反対側の階段の損壊が免れたため突入フロア以上でも延焼の少なかった部分にいた人など十数名が無事避難していて、突入前の未然避難者も含めると約7割の人が生還している。

崩落時の破片などの影響で、敷地内の他の4つのビルも崩落・炎上し、敷地北隣の高層ビル・世界貿易センター7号棟もともに崩落。
道路は完全に封鎖、世界貿易センターの地下をターミナルとしていた地下鉄やパストレインもトンネルの崩落で走行不能に陥った。
これらのことからニューヨークでは合計で2749人が死亡するという大惨事になった。

さらにこの2機は離陸したばかりの大陸横断旅客機であったため、激突時には大量の航空燃料を搭載していたことから、完全に鎮火するまで数ヶ月を要している。

この事件以降、世界貿易センタービル跡地はグラウンド・ゼロ(爆心地)とも呼ばれている。
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 国防総省本庁舎

アメリカ国防総省本庁舎(ペンタゴン)は9時38分にアメリカン航空77便(ボーイング757)の突入を受けた。
大爆発が引き起こされてビルの一部は炎上し、10時10分に4階が崩壊、10時15分に1階までが全て崩壊した。
77便の乗客・乗員全員が死亡するとともに189人の国防総省職員も死亡した。
激突の瞬間の映像がペンタゴンの駐車場の監視カメラによって記録され、すぐにFBIによって回収、調査された。

事故現場はボーイング757の機体の判別が困難なほど焼けたが、ビルの倒壊は5層になっているビル全体の1番と2番で抑えられた。
また、この部分は長官執務室の反対側であり、ビルの補強工事中で普段よりも職員が少ないことが被害を抑えた。
世界貿易センタービルへの突入の影響で情報は錯綜し、最初の報道は単なる爆発炎上というだけであったが、後に付近を通行中のドライバーや歩行者によってアメリカン航空機が北側から旋回して激突したとの目撃が証言された。
 
9・11生死を分けた102分 崩壊する超高層ビル内部からの驚くべき証言
9・11生死を分けた102分 崩壊する超高層ビル内部からの驚くべき証言

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